■スタート~マンガ家になるまで~

── 初めて描いた作品はどのような作品でしたか?


とある理由から軟禁されている少女が、ある少年と出会ったことで自分の殻を破って自分らしく生きていく決意と覚悟をする成長物語です。


── マンガ家を目指したのはいつ頃ですか?また、マンガ家になろうと思ったきっかけは何ですか?


小さいころからの夢ではありましたが、本格的に目指そうと決めたのは高校生の頃です。

きっかけは、進学した高校にオタク仲間がおらず、それが思った以上にあまりにつまらなく苦痛だったので、マンガにどっぷりと浸かった人生でないと私は幸せになれないんだなと悟ったからです(笑)


── 影響を受けた作家や作品、または印象に残っている作品があったら教えてください。


新潟出身でもある高橋留美子先生の「らんま1/2」です。子どもの頃古本屋で初めて自分で選んで買ってもらった作品で、擦り切れるほど読み返しました。


── 今注目している作品はありますか?


色々ありますが、最近1巻が発売されたものの中では「終末のワルキューレ」と「天国大魔境」と「夜明けの旅団」に注目しています。



■今の創作活動について

── 白梅先生にとって、マンガを描く時に欠かせないものやルーティンのようなものはありますか?


作画中はアニメか音楽をひたすら流していますね。たまにスカイプでマンガ家友だちとおしゃべりしながら作業することもあります。一日10時間くらい描くので、適度に気を散らしながら集中しすぎないようにしないと、長時間の作業の場合は集中力が持たないので。


── 作品を作るにあたって、最も気を付けていることは何ですか?


登場人物が生き生きとその世界で生きているように描くことです。細かい仕草や癖や立ち居振る舞いなどにちゃんと人間性が現れるようにしています。


── 日常生活の中でマンガ創作に活かしていることはありますか?


友人や家族との会話で得られるものの考え方や趣味嗜好などは、キャラクターに活かしています。


── 商業誌の連載作品の他に、手掛けている作品について教えてください。


友人とコミティアやガタケットなどでオリジナルの同人誌を作ることがあります。最近では、靴磨きの少年と謎の麗人が魔法世界の片隅で出会うお伽話のようなお話を友人が原作で書いてくれたので、私が作画をして本にしました。



■「マガジンポケット」で連載中の『クロハと虹介 黒き魔女の嬉遊曲』について

── 原作者の成田先生とはどのように制作されているのですか?(スケジュール・役割分担や作画と脚本との連携など)


打ち合わせや連絡などは担当編集も含めた3人でチャットワークを使って行っています。


成田先生が1話分のプロットをファイルで送ってきてくださって、それを私と担当さんで読んでそれぞれ気になったところや感想など話し合い、私が作画に入ります。


1話40~60ページくらいなので、それをマガポケ(少年マガジン公式無料漫画アプリ)で隔週掲載するために、半分に分割して掲載しております。


作画期間は、ネームを3~7日で描き、チャットワークで二人に確認してもらい、問題が無ければ2週間ほどの作画期間で描き上げています。


── キャラクターの容姿を決める際は、成田先生の意向が反映されるのでしょうか?それとも先生のほうで自由に決められるのでしょうか?


成田先生のプロットに容姿の描写があればそれを元に描きますが、無い場合は自由に描かせていただいております。

10パターンくらいラフで出して選んでもらうこともありますね。


── 成田先生の小説はキャラクターの狂気感やアクションシーンの多さが特徴ですが、描く際に意図的に工夫したことなどありますか?


狂気の表現はワンパターンにならないように気を付けています。

アクションは描くのがとても苦手なので、とにかく誰が何をしているのかがわかること、かっこよく魅せることを意識して描くようにはしています…!


── まだ『クロハと虹介』を読まれていない方には、どこに注目して読んでほしいですか。


さりげなく散りばめられた点と点が、最後に線として繋がるプロットを楽しんでいただきたいです。

あとはキャラクターの関係性ですね!



■ラスト〜「マンガ家」という職業について

── 白梅先生にとって、マンガとは?


人生に必要不可欠な栄養です。


── マンガ家としての抱負・心配ごと・幸せと思えることを教えてください。


抱負は、アニメ化する作品を作ることです!

心配事は、安定しない収入ですね!

幸せと思えることは、毎日マンガに向き合って生きていることと、通勤がないこと、好きな時間に起きて寝られることです!


── マンガ家を目指している方へのアドバイスをお願いします。


マンガのうまさや面白さも大事ですが、精神的タフさと締め切りをきちんと守る計画性も大事です。


── 最後になりますが、このインタビューの読者へのメッセージをお願いします!


ここまで読んでいただきありがとうございました!少しでもお役に立てたり、楽しんでいただけていたら幸いです。

面白いマンガをこれからも描いていけるよう頑張りますので、応援宜しくお願いします!


にいがたマンガ大賞