にいがたアニメ・マンガフェスティバル2011レポート【第5回】

第5回はガタケット事務局代表坂田文彦氏のインタビュー、コスプレガタケットスペシャルのイベントレポートをお送りします!

(2011年4月29日)


【ゲストインタビュー】 ガタケット事務局代表 坂田文彦氏

日本海側最大の同人誌即売イベント「ガタケット」。1回からスタッフとして参加し、11回から現在まで代表を務める坂田文彦氏にお話を伺いました!

コスプレガタケット会場、県政記念館にて。▼

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:ガタケットの始まりは?


:マンガ同人誌販売のボランティア団体として始まりました。それが1982年のことですね。


:坂田代表もコスプレイヤーですか?


:20代の頃は色々やってましたよ。仮面ライダーとかね。今は…まぁ、たま〜に…かな。


:コスプレイベント参加初心者(見学者)に対してアドバイスは?


:ナチュラルに接してもらえば、と思います。「私よく分からないんですけど…、それカワイイですね」とか言って話しかけてもらえれば、コスプレイヤーはとっても喜びますよ。


:坂田代表がされている活動の目的というと?


:そうですね…世間とのギャップを徐々に、いい感じに、ある程度まで埋めていきたい…というところですかね。過剰に融合するのもおかしいと思うんですけどね。僕らはよくこのコスプレという文化を歌舞伎に例えるんです。歌舞伎も元々は大衆文化の裾野の裾だったけれども、今では立派な文化、伝統芸能ですよ。新しい文化って言うものは、最初は世間からは認められないものなんでしょうね。


:ガタケの新潟での認知度・浸透度は高いと思いますか?


:高いと思います。仕事でお付き合いのある方から、突然カミングアウトされることもしばしばありますもん。「私、実は○○年のガタケ参加してました」って。僕の感覚だと、県民の約10%はガタケ卒業生でしょうね(笑)。


:今回の官民一体のイベント開催をお聞きになった時、どう思われましたか?


:声を掛けていただいた時は素直に嬉しかったですね。とても発展性のある話だと思いました。これからもっと頑張っていきたい!と思えましたし、今も思っています。


:今回のイベント一番の醍醐味は?


:やっぱり、公共性の高さじゃないでしょうかね。一般の方々が自由に、しかも無料で、貴重な原画を見ることができるとか、なかなかないですよね。マンガの原画には、印刷したものにはない臨場感がありますからね。それを観て、今までマンガに興味があまりなかった人も「あぁこれは芸術だな」「現代の浮世絵だ」と気付いてもらえると思うんです。コスプレガタケも、公共性の高い環境でやることで生まれる一般の方との触れ合いが大きいですね。今までなかなか作ってこれなかったんでね。


:県政記念館と燕喜館でのコスプレガタケット、様子はいかがでしたか?


:大盛況でしたね。特に嬉しかったのは、「ここで衣装貸してもらえるんですか?」とか、「なんだか楽しそうね。面白いものが見られたわ。」って、普通に通りがかった方が立ち寄ってくださり、お声を掛けてくださったことですね。家族連れが楽しそうに仮面ライダーと一緒に写真を撮ったりもしてましたね。いつもやってるコスガタとはやっぱり違って、コスプレに初めて触れる方が確実に多かったです。新たな接点が生まれて「僕でも私でもできるかな?」って身近に感じてもらえたようで、本当に嬉しかったですね。


:コスプレイヤーの皆さんの様子はいかがでしたか?


:あの…、県民性…だと思うんですけど、1日目はこわごわ…様子を見つつ…っていう参加者が多かったですね(笑)。2日目は人数が倍増しましたよ。やっぱり今までのコスガタとは違って、公共の目に触れるところですので、少なからず戸惑いはあったんじゃないでしょうかね。


:他都道府県で開かれるコスプレイベントと比べて、コスプレガタケの特長ってなんですか?


:自由度の高さですね。何を持ち込んじゃだめだとか、規制がほとんどないんです。だからコスプレイヤーは思う存分、自由に、完璧なコスプレができるわけです。「ガタケはコスプレイヤーの聖地」と言われているくらいですよ。


:様々なイベントの主催者として、常にこだわっている点や心掛けていることを教えてください。


:まず、自分が楽しむこと。そして、18歳の自分を忘れないこと。この2つですね。18歳というのは、僕がこのガタケを立ち上げた歳です。その時、どんな思いで立ち上げたかを必ず忘れないでいようと思っています。30年間参加費を値上げしていないのも、そんな思いから出た結果ですね。「中高生でも参加できる、みんなで楽しめるイベントにしたい」って思ってましたからね。そして自分も毎回思いっきり楽しむ!本気で楽しんでいる人のところに、人は集まってきますからね。


:今後予定されているイベントや活動内容は?


:一番大きいのは万代のビルボードプレイスに「コスプレパーク」をオープンさせることですね。5月の連休までには…と思って進めてます。とにかく、もっと一般の方も気軽に楽しめるようにしたい。コスプレって特別で特異なもんじゃないんだと思ってもらいたいですね。誰にだって変身願望はあるんですから。あとは、今まで通り定期的にイベントを開催する「場の維持」ですね。今まで続けてきた「場」を維持する、これが基本だと思っています。「場」がなくなったら、もうそこで終わりですからね。


:最後に新潟に期待することを聞かせてください。


:「早くマンガ原画収蔵館をつくってください」ですね。浮世絵と一緒でどんどん海外に流れちゃいますよ、早く日本に留めるところをしっかりつくらないと。しかもまだ誰もやっていないからこそ、新潟にやってほしい!マンガ大国なんですから。




日本初大型コスプレ撮影スタジオ「ガタケットコスプレパークBP2」がついに4月29日オープン、ますます注目が集まる「ガタケット」。

これからも新潟のマンガ・アニメ文化をどんどん盛り上げてくれること間違いなしです!


【イベントレポート】〜コスプレガタケットスペシャル〜

アニメやマンガ、ゲームの世界から飛び出してきたようなコスプレーヤーが、ぞくぞくと県政記念館に集合~!

違和感ないのかな、の心配をよそに会場と素敵にマッチング。どこを撮っても絵になる空間に、コスプレイヤーはもちろん一般参加者も興奮気味なご様子♪ドキドキしながら話しかけてみると、みなさんとても優しく気さくに答えてくれたのが印象的でした。思い思いのポーズで写真を撮る姿は真剣そのもの。衣装もメイクも精巧で、もはやコスプレは芸術の域に!

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▲会場となった県政記念館は、なんと国の重要文化財。

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▲明治洋風建築の会議場。

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▲元同級生の2人は、社会人になった今もこうやって一緒にコスプレイベントに参加しているそうです。

今回のコスガタについては「いつもと違うところですごく楽しい!」と答えてくれました。カメラを向けた瞬間にスイッチオン!そのキャラの完成度に驚きました!

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▲こちらは女子3人組コスプレイヤーの1人。

ほかの2人は「彼女すっごく可愛いですよね~!」と夢中でシャッターを切っていました。「私たちもコスプレはしてるけど、実は撮影してる方が楽しいんです。」と。3人の興奮度合にやや圧倒されながら写真を撮らせていただきました♪


以上、第5回をお送りしました。今回でにいがたアニメ・マンガフェスティバル2011のイベントレポートは終了です。

楽しんでいただけましたでしょうか。

新潟市の中心部をアニメ・マンガ一色に染めた今回のイベント、2日間で延べ23,000人の方が訪れました。

新潟だからこそできたこのイベント、もっともっと盛り上げていきたいですね!

にいがたマンガ大賞